ぴんぽる紹介

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ぴんぽる紹介1 1992年式のポルシェ・911ターボ(964)、ディーラー車です。3.3リットルエンジンのターボの最終型です。この964のポルシェは非常にマニアの間でも評価の分かれるモデルです。当時、ポルシェはポルシェ・928と言う新型FR車の商業的失敗(あくまで商業的です。車としてはとてつもなく高性能な車に仕上がっており、今だに熱烈なファンがたくさんいるモデルです。)によりかなり窮地に立たされていたようです。ちなみにこの時代はポルシェはエンジンサプライヤーとしてF1でマクラーレンやフットワーク(元アロウズ)にエンジンを供給してましたが、「大きく重いエンジン。」と駄作の烙印を、かのゴードン・マレーに押された上にホンダにも負けるわで踏んだり蹴ったりな状況だったみたいです。この時期にはフェラーリ・348、ホンダ・NSXが開発されていて「F1で負けた上に市販車まで後塵を浴びる訳には行かない!」と言う気持ちはポルシェとしては非常に強かったのでしょう。何とか348とNSXと真っ向から戦える市販車を造らなければらなかったポルシェは必死だったようです。NSXがATの設定があり、静粛性が非常に高いとの情報が入るやいなや急いでTIPの開発を始め、エンジンにアンダーカバーを設置して騒音を軽減する等かなり気合を入れて開発したようです。上記のように急いで開発されたモデルと言う事で「過渡期の911。」等とも言われているようです。また、よく「964は930の焼き直し。」と表現されるのを聞きます。「焼き直し」と言う表現が正しいかどうかはわかりませんが、確かに964は930をベースに開発されたようです。しかしあくまでベースであり、約80%が新しく設計されている事を考えると「焼き直し」と言う表現は微妙な気がします。ちなみに「焼き直し」とは「すでに発表されている作品を部分的に作り変えたりして、新しい作品であるかのように仕立て直す。」と言う意味で一般的に使われるようです。個人的には80%が違うので部分的とはちょっと言い難い感じがあります。


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ぴんぽる紹介2 ちなみに964ターボは最後の空冷エンジン、RRです。この次の993ターボは4WD(993GT2だけはRRです。)になります。ポルシェ自身がこの964以降の通常ターボモデルは全部4WDにしたのを見てもわかるように、やはりリアエンジンと言う特殊なエンジンの搭載位置を考えると、大馬力のターボモデルでRRと言う駆動方式は安定性に欠けると判断されたのだと思います。リアに重いエンジンを積んで、リアのみで駆動させるので加速時のトラクションはすごいものがありますが高速走行中の前輪の接地感のなさは非常に不安です。また、雨の日等の路面の状況が悪いとちょっとブーストかかっただけですぐリアタイヤがあさっての方向に向こうとします。ユーザーにとって安全なドライブを提供しようとしたら4WD化は非常に的を得た方法だったと思います。ボディカラーは正式には「ルビーストーンレッド」と言う名前です。たまに「このボディカラーはオールペイントしたんですか?」と聞かれますが、純正色です。この時代のポルシェはバブル時期も手伝ったのか、結構純正色で派手な色が多かったみたいです。「カーマインレッド」や「マリタイムブルー」、「ミントグリーン」なんてかなり派手です。また、「ムラノグリーン」や「アイリスブルーメタリック」、「アマラントバイオレット」なんて言うマニアックな色もあったみたいです。この時代のポルシェはすごいたくさんの色の種類が生産されたのかミーティング等に参加させて頂くと、とてもカラフルな感じになります。ちなみにこのルビーストーンレッドは希少色のように言われる事がありますが、私個人としては結構同じ色の車を見る気がします。厳密に言うとぴんぽると同じ064ターボでは同じ色は1回しか見た事ないので希少っぽいですが、964RSは同じ色を比較的見る機会が多かったです。ちなみに友達とかがこの車を「ぴんぽる」と呼ぶのでこのネーミングにしたのですが、個人的にはカーマインレッドやマジェンダピンクの方がぴんく度は強い気がします。


ぴんぽる紹介3
諸元表
・モデル名:PORSCHE・911ターボ
・モデルイヤー:1991〜1992年
・全長×全幅×全高:4240mm×1780mm×1310mm
・ホイールベース:2272mm
・トレッド前/後:1434mm/1493mm
・車両重量:1450kg
・前軸重/後軸重:550kg/900kg
・最低地上高:130mm
・乗車定員:2+2名
・エンジン型式:M30/69、空冷水平対向6気筒SOHC縦置きターボ
・駆動方式:RR
・総排気量:3299cc
・最大馬力:320ps/5750rpm
・最大トルク:45.9kgm/4500rpm
・許容回転数:6800±1000rpm
・最大過給圧:0.7〜0.9bar
・ボアストローク:97.0mm×74.4mm
・圧縮比:7.0:1
・燃料供給装置:ボッシュKEジェトロニック
・過給器:KKK製ターボチャージャー
・オイル容量:13リットル
・燃料タンク容量:77リットル
・変速機:5速MT
・最終減速比:3.444
・サスペンション前:マクファーソンストラット+コイル
・サスペンション後:セミトレーリングアーム+コイル
・フロントブレーキ:ベンチレーテッド・ディスク ABS
・リアブレーキ:ベンチレーテッド・ディスク ABS
・フロントタイアサイズ:205/50ZR17
・リアタイヤサイズ:255/40ZR17
・新車当時の価格:1650万円(1992年当時)

この諸元表を見てもわかるように、最近の車(2010年1月時点。)と比べると車重が非常に軽く思えます。日本車も280馬力規制がなくなり2リットルクラスでも320馬力等のパワーがノーマルで与えられている時代ですので、パワー等は別にそこまでスゴいと言う程のスペックでもないです。ちなみに、車重が1450kgだからパワーウエイトレシオ4.53kg/psとなります。この4.53kg/psと言う数値はどの程度のものなのでしょうか?ちなみに最新式のポルシェ・911ターボ(997)はパワーが500psで車両重量が1570kgなので。パワーウエイトレシオは3.14kg/psとなります。やはり最新のポルシェはすごいですね!ちなみにホンダ・NSXtypeRがパワーウエイトレシオ4.54kg/psなので1番近いかもしれません。


ぴんぽる紹介4 「ル・マンは最高のショールーム。」と言い放つ程、走りに自信を持っている(F1は微妙だったみたいですが・・・)ポルシェの走り味を簡単にご説明します。まず加速ですが、これは典型的なドッカンターボです。3500回転位から唐突にターボがかかり始めて、リアを沈めながら凄まじい勢いで加速を始めます。よく「ハンマーで背中を殴られたような加速。」や「体がシートに押し付けられる加速。」と言う表現を聞きますが、個人的には964ターボは「脳みそを置き去りにされる加速。」と言う感じでしょうか?何しろ突然加速を始めるので、一瞬景色が歪む感覚があります。購入したのが2002年ですのでかなり体は慣れているつもりなのですが、疲れている時や気を抜いている時にフルアクセルすると今だにこの感覚に襲われます。ゼロヨン等のタイムはまったく最近の車には敵わないと思いますが、このドッカンターボのおかげで感覚だけはものすごく速く感じます。ちなみにブーストがかかっていない時はかなり普通と言うか、むしろ乗りやすいです。低速から充分なトルクが出ているので、静止状態からの発進もまったくアクセルを使う事なくアイドリングスタートだけで発進できますし、まったく気を遣わずに運転できます。次に巷で良く言われている「ポルシェのブレーキは最高!」と言われるくらいの減速性能についてですが、確かに最高です。ブレーキを踏むと全体が沈み込み、非常に安定した姿勢で減速して行きます。その制御能力は非常に素晴らしいです。ちなみにその素晴らしいブレーキ能力のため、世間では「ポルシェのブレンボ(ブレーキのメーカー名。)は他の車と比べて特殊な作りをしているらしい。」等と言われているみたい(何を隠そう私も最近までこう思ってました!)ですが、まったく普通のブレンボだそうです。日産・スカイラインGT−R等が使っているのと基本的にはまったく同じ物(もちろん車種によってはサイズ等は違います。)だそうです。同じブレンドでなぜここまで絶賛されるのかと言うと、それはエンジンの搭載位置から来る違いです。例えばGT−Rと比べてみると、911は構造上リアに一番重いエンジンがあるからフルブレーキした時にリアから全体が沈み込んで減速するから前のめりにならないし、バランスよく減速できる。GT−Rはフロントに1番重いエンジンがあるので、フルブレーキした時にフロントから前のめりにつんのめる感じで減速して若干バランスがずれ気味になる。と言うようなイメージです。 最後にハンドリングですがこれは低速走行時と高速走行時でまったく違います。低速時は特に気にならないのですが高速時はかなりフロントの接地感がなくなります。リアエンジンリアドライブと言う特殊なエンジン搭載方法のおかげでかなり重心がリア寄りになります。感覚的に言うと常にウイリーしているような感覚です。しかも速度が速くなればなる程フロントの接地感がなくなって行きます。高速時のレーンチェンンジは慣れるまでは冷や汗ものでした。リアエンジンリアドライブだからこそ、コーナー等では安定したブレーキングができて、コーナー脱出時はリアにトラクションがかかるので素晴らしいトラクションをかけられるのですがその弊害が高速時で出てしまうと言う感じです。


ぴんぽる紹介5 ご覧の通り、エンジンルームはインタークーラーでほぼ何も見えません。インタークーラーの下にエンジン冷却用のファンが見えますが、このファンが3000回転以上回さないと作動しないのでそれなりに高い回転数で走る必要があると言う訳です。下道でポンポンシフトアップしてしまうのではなく、2速固定で走るくらいの気持ちで調度いい感じです。また、右側に見える黄色いキャップがエンジンオイルを補充する入り口なのですが、角度的にじょうご等を使わないとかなり注ぐのが難しいと思います。以前、じょうご等を使わずにエンジンオイルを補充しようとして失敗した話を聞きましたが、エンジンルームがオイルまみれになってしまったらしいです。オイルの消費は「1000km当たり1リットル。」とマニュアルには載っているそうですが、実際にはそんなに減りません。ぴんぽるは2000〜3000kmで1リットルくらいです。この消費量は個体差があるので一概には何とも言えないです。緒元表にもありますが3.3リットルエンジンで320馬力なので、リットルあたり96.9馬力となります。最近ではリットルあたり100馬力を超える車は結構多いですが、1992年当時にこの出力は素晴らしかったのではないでしょうか?ちなみにこのエンジンの型式のM30/69と言うのは930ターボのエンジンがベースとなっているから、930ターボの名称930/68の次と言う意味で30と69となったと言う話を聞いた事があります。ちなみに930/68と言うのは1989年式の最終型の5速MTを積んだモデルの呼び方です。1984〜1988年までは930/66と言う型式だったようです。ちなみに1993年からの3.6ターボからはM64/50と言う名称になっています。このM64と呼ばれるエンジンは1989年にデビューした964カレラから搭載されています。M64はいくつかタイプがあり、まずM64/01はカレラ4とカレラ2の5MT車に、M64/02はカレラ2のTIP車に搭載されました。特にこの2つはこれと言った違いはないです。M64/03はカレラRS用で、10馬力パワーアップされています。M64/04はM64/01を排気量アップして3.8リットルにし、最大出力を300馬力にした仕様です。M64/04はRS3.8とRSR3.8に搭載されました。しかしこのあたりのモデルは超少量生産な上に顧客のオーダーにもかなり柔軟に対応されたと予想されるので排気量や出力等は個体別に違うと考えた方がいいかもしれません。


ぴんぽる紹介6 フロントトランクです。容量は102リットルです。内側のトランクカーペットを外してあるので、スペアタイヤの間等を使うと結構な量の荷物が積めます。さすがにゴルフバッグは積めませんが、小旅行用のボストンバッグくらいなら積めるのではないでしょうか?ちなみにぴんぽるはオイル補充用のじょうごや補充用オイル、ホイールレンチや車載工具、電動空気入れ等が入っているのでフロントはあまり荷物は積めません。ちなみにスペアタイヤは空気が抜けた状態で搭載されているのでパンク等でスペアタイヤを使う場合は空気を自分で入れる必要があります。その他にもバッテリー、CDチェンジャー、ブレーキフルードリザーバタンク、シリコン洗浄装置用タンク、ヒューズ&リレーボックス等が搭載されています。ヒューズ&リレーボックスは蓋の裏側にどのヒューズとリレーがどの部分を作動させているのかが載っています。


ぴんぽる紹介7 一応ですが「乗車定員:2+2」と言う表示にはなっていますが、個人的には「乗車定員:2+1」だと思います。これには実際に試したデータがあります。過去に友達と出かけた時にぴんぽると友達の車の2台で行ったのですが、ぴんぽるに乗りたいと言う奇特な友達が3人いたので助手席に1人、後部座席に2人乗って出発しました。走り出して15分くらいで後部座席の1人の友達が「狭いから降りたい。」と言い出したので、もう片方の友達の車に乗り換えました。もう1人の友達は「もう少し乗っていたい。」との事だったのでそのまま出発したのですが、1時間後くらいにやはり「もう降りたい。」とのコメント。1人が降りたので横になってのんびりしていたのですが、やっぱり振動や騒音も手伝って1時間で限界が来たようです。子供や小柄な方だったらそれなりに乗れるとは思いますが、成人が2人乗ると言うのはかなり厳しいと思います。基本的にはバッグや地図等の車内で必要な小物等を置いています。ちなみに後部座席に今まで最高に積載した荷物は18インチのホイール2本です。高さはまだまだ余裕がありましたが幅はかなりギリギリでした。余談ですが、助手席のスペースにも18インチのホイール2本積んで合計4本のホイールをショップに持って行った事がありますが、ショップの方が「964って18インチ4本積めるんだ!」と感動してました。


ぴんぽる紹介8 良く言えば「機能性に特化し、無駄を省いた運転席。」です。ちなみに逆に悪く言うと「色気も飾り気も無い新車価格1650万円の車とは到底思えない運転席。」になります。慣れれば非常にシンプルで使いやすいのですが、通常では考え付かないような場所にスイッチがあったりします。メーターの下にサイドミラーの左右の切り替えスイッチがあったりハザードランプがシフトノブの前にあったりします。しかし逆に走りに関係する事以外のスイッチや機能はないので、ぴんぽるの車としてのキャラクターを考えると非常にマッチした造りとも言えます。


ぴんぽる紹介9 シートはレカロ社製です。パワーシートで本革ですので非常に使いやすく雰囲気もありますが、重量が24〜25kgあるので非常に重いみたいです。人にもよるとは思いますがシートを軽量なフルバケット等に変更するだけで30kg〜の軽量化になるので、かなり軽く感じるそうです。シート形状を見てもわかるように、フルバケット等のようなタイトなホールド性はないです。しかし普通に走る分には充分なホールド性です。内装は全体的に革を使っているので高級感はありますけれども華やかさはありません。最近の車はボディと同色のメーター周りだったりとても華やかな車が多いので、そう言った車と比べるとちょっと地味かもしれません。


ぴんぽる紹介10 「よく見える事だけを考えました。」と言う開発者の声が聞こえてきそうなメーター周りです。真ん中に走りに最も重要なタコメーターが1番大きく配置されています。左から順番に説明すると、1番左が燃料計と油量計、左から2番目が油温計と油圧計、真ん中がタコメーター、右から2番目がスピードメーター、1番右がブーストメーターです。1番右のブーストメーターの位置は純正だと時計が入っています。若干メーターがずれて設置されているのはステアリングを純正ではないものに変更しているため、レブリミットの部分等を見やすくするためにずらして設置してあります。ちなみにタコメーターの中の液晶部分にはデジタルのスピードメーター、ブーストメーター、走行距離計、燃費計、気温計が表示できます。写真ではちょうどステアリングに隠れてしまって見えないのですが、1番左と左から2番目のメーターの間にリアワイパーのスイッチがあります。


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